筆者情報について
このブログでは、筆者情報を本の紹介の最初の方に乗せています。
そんなのどうでもいい?
かっこいい肩書きを自慢してるだけ?
いえいえ、実は私は本を読む上で「どんな人が書いた本なのか」がすごく気になるんです。
「どんな人なのか」は、筆者に実際に会っているわけではないので、結局は肩書きや経歴で判断することにはなってしまいます。
本を読んで学ぶ際に、どういうバックグラウンドを持った人が書いたのかによって主張が違ってくることと思います。
例えば、原子力の研究者と主婦たちが立ち上げたNPOなら、原発についての見方や考え方は違うはずですよね。
当然、人間誰しもバイアスがかかってしまうものなので、本の主張に振り回されないよう、「この人はこういうバックグラウンドがあってこの主張をしている」というフィルターをかけて自分の中で処理するようにはしています。
また、いくら長寿の時代だからと言って無限に生きられるわけではないので、先人の知恵に習って時間を節約することも本を読むことの大きなメリットだと思っています。
人生=生まれてから死ぬまでの時間
ですから、本を読むことで特定の教育や仕事、経験をした人の時間を買うことができるのだと思っています。
そうなると、自分はどんな時間を買っているのか?
研究の時間なのか、実務経験の時間なのか?
が重要になってくるわけで、私はそれを知りたくて、本を選ぶときにまず筆者情報を見ます。
また、せっかく時間とお金を使って本を読んでいるのだから、信ぴょう性のある情報が欲しいですよね。
肩書きがちゃんとしていれば信ぴょう性があるとは言えないと思いますが、少なくとも例えば博士課程を持っている研究者なら、膨大な時間をその分野の勉強や研究、執筆に使ったはずです。
その時間を買っているのだと思うと、肩書きの持つ厚みみたいなものも重要視したいなと私自身は思います。