20代のあなたがお金のことを考えるときに読む本
酒井富士子(2008年、秀和システム)
あなたは、お金貯めてますか。
お金はあったほうがいい。
でも、夏休みに遊ぶための貯金はできても、将来必要なお金はどうやったら貯まるんだろう。
そもそも、将来いくら必要なんだろう。
年金は、もらえるんだろうか。
考えはじめると、不安がいっぱい。
お金のことは早くから考えておいたほうがいいのです。
しかも、◯◯で儲ける!みたいな怪しげなものではなくて、できるだけ中立な立場で書かれていて、正しい常識を身につけたいですよね。
今回は、こんな目的をお持ちのあなたにぴったりな本をご紹介します。
分野:経済、家計
難易度:★★★☆☆
コメント:
文字が大きく、内容も若い人向けに書かれていてすぐ読めます。積立や投資の仕組みが一から解説してあって、参考になりました。
筆者情報:
経済ジャーナリスト。(株)回遊舎代表取締役。上智大学卒。日経ホーム出版社に入社し「日経ウーマン」「日経マネー」副編集長歴任後、リクルート入社。「あるじゃん」「赤すぐ」副編集長を経て、2003年から現職。二児の母。フィナンシャルプランナーとして目黒区立東山小学校にて2004年から金融教育を5日間にわたって講義している。
印象に残った話:
最も印象的だったのは、酒井さんの経歴です。大学を卒業した後は大手家電メーカーに就職し、その後社内でいろいろな仕事をする中で経済に興味を持ち心機一転、出版社に転職。その後リクルートにまた転職したと思ったら、今度はママ友を集めて起業。なんて自由な人なんだと思い、憧れました。
人生は夢だらけで、好きなようにできるという信念が文章ににじみ出ていて、素敵な方だなぁと思いました。
感想:
全体的な論調は「お金を貯めるには我慢が必要」。
当たり前といえば当たり前の話で、正直お金を貯めるための画期的な方法がわかるわけではないです。
まさに「常識」を書いてある本なので、何か目新しさを求める人には物足りないかもしれません。
少し古い本ではありますが、普遍的な常識を言っているので今日でも十分に参考になる内容だと思いました。
また、お金は貯めるばかりではなく使って初めて価値があるので、貯めるなら「何に使うか」を明確にし、目標を定めてから貯めるべしとありました。
スルガ銀行のHPでは、無料で詳細なライフプランができるので便利かなと思います。
やはり、結婚や出産、子育てには多くのお金がかかりますね。
大学生の私には想像もできないような金額が出てくるので、子供を育てることがいかにすごいことか、に圧倒されます…
私自身は、実は結婚も子育てもしたいと思わないので…
そうするとあまり稼がなくてもそれなりに豊かな生活が送れるし、シンプルに人生楽しめるのかな。
こんなこと言っていると、今子育てを頑張っている方々や少子化を憂う方々に怒られてしまいそうですが。
子供を産み育てることは、社会的義務なんでしょうか…