東大生の読書ライフ

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東大生による書評ブログ。

デザインの初心者でも大丈夫!入門勉強に最適な本

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「ノンデザイナーズ デザインブック」

ロビン・ウィリアムズ、2016年、マイナビ出版

 

デザイナーによる、デザインを学んだことがない人向けのデザインの指南書。

Webの記事やチラシ、発表のスライドなど様々なところにデザインはある。

そんな時にどんな人でも参考になる一冊。

 

デザインはセンスではなく理論

4つの基本原則 p13

 

コントラスト(Contrast)

反復(Repetition)

整列(Alignment)

近接(Proximity)

 

デザインを 行う上での基本原則。

この本は終始この四つの原則に従って、実際にお店のメニューやチラシなどを例に良い例、悪い例を説明しているのでとてもわかりやすいです。

 

 

 デザインの人生哲学

デザインには、そして人生にも、全般的に通用する指針がもう一つあります。それは、臆病になるなということです。 

あなたのデザインに、そして人生にも、空白がたくさんできることを恐れてはいけません。空白は目と魂が憩うところです。(p85)

 

なんだかここだけ妙に哲学的で、そしてなぜか元気が出ました笑

 

この本は図書館で借りたのですが、予約がいっぱいでなかなか手に入りませんでした。

やっぱりそれだけ人気なだけあって、さすがに良書でした。

一回読むだけでは吸収しきれない情報量なので、購入を考えています…。

 

 

余談ですが、大学にいると研究を発表する場面はとてもたくさんあります。

研究以外でもプレゼンの機会は何かと多いのですが、そんな時に色々な人(先生も含めて)のスライドを見続けていると色々と思うところがあります。

 

ノンデザイナーズ・デザインブックを読むと、どんなにデザインに疎かったとしてもデザインを見る目がもう違ってくるんですね。

 

授業や発表のスライドは視覚的効果を高めるためのツールであるはずなのに、デザインの観点が全く抜け落ちてしまうことがあります。

自分も、今後発表スライドを作るときは気をつけたいです。