本を読むスピードが絶対に早くなる!どんな場所や時間に読めばいいの?
「遅読家のための読書術」(印南淳史、2016年、ダイアモンド社)
雑誌「ライフハッカー」で書評を書いている印南さんが、「読むのが遅い」ことをいかに克服し、1日に二冊の本を読めるようになったかを書いた本。
読書は音楽と似ている
音が自分の中を通り抜けていくこと自体が心地いい
聴いた結果として自分の中に生まれたものが、その音楽の根本的な「価値」なのです。(p40)
音楽に携わってきた印南さんは、読書を音楽に例えます。音楽を聴くときは、真面目に一つ一つの音符を記憶しようと思って聴かないですよね。読書もそれと同じだと言います。
アウトプットすることのメリット
レビューを書く毎日が始まると、読書の負担がものすごく軽くなった (p74)
読むことと書くことは呼吸することに似ている。つまり、読むこと=息を吸うこと、書くこと=息を吐くこと。読むのが辛い時は書いてみる。
そうするとインプットとアウトプットのバランスが良くなり、不思議と楽になるようです。
(こうして書評ブログを書いている私も、そう思います。)
飽きない読書術
2パターン以上の読書リズムを持つ (p137)
いつも同じペースで本を読んでいると、なかなか進んでいる感じがしなくて飽きてきてしまいませんか?
本の内容にはじっくり読む必要がある部分と飛ばし読みでいい部分があるので、同じペースで読む必要自体がないと言えます。
この本を読むことで、本を読むペースは格段にアップすると思います。
実際、この本自体も通学の行き帰りで1日で読み切りました。
印南さんは一冊の本は必ず1日で読みきるようにしているそうです。
他にも、読書がはかどる時間や場所についても書いてあり、大変参考になりました。
私は最近本を読むペースが遅くなってきてしまいましたが、印南流読書術を使って一日一冊に挑戦したいと思います!!