食を、人生を楽しむことで健康的に痩せる
フランス女性は太らない―好きなものを食べ、人生を楽しむ秘訣 (日経ビジネス人文庫)
- 作者: ミレイユ・ジュリアーノ,羽田詩津子
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2013/02/02
- メディア: 文庫
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2005年ごろ出版され、アメリカをはじめ世界中でベストセラーとなった一冊。
10年以上経った今でも新しい、普遍的な内容のダイエット本。
この本はよくあるダイエットの方法論とは一線を画しており、食生活の哲学的な部分にフォーカスしています。
この本の通りに実践すれば、生き方が大人っぽくなると思う。
ここでは、読んでいて私が「なるほど」「やってみよう」と思ったことを3つピックアップしてみます。
おやつは食べていい
いつもちょっとしたものを、あなたの肉体がおやつだと認めるようなものをポケットに入れておくこと。それは手軽であるばかりか、強力な精神的抑止力を発揮する。自分の中の小さな悪魔を黙らせるのだ。それがそこにあるとわかっていれば不安は減り、ほしいという思いがなだめられる。(p61)
極端な空腹はダイエットの敵。
これを読んで、私はカカオ70%以上の板チョコを常に携帯するようにしました。(ビターチョコが最近のマイブーム)
食べることを真剣に、心から楽しむ
ワインは食事の完璧な相棒であるばかりか、精神を刺激する複雑な味の組み合わせを創造し、はるかに満足するひとときを提供してくれる。さらに食事の儀礼的な価値を高め、食べることを別の観点から見せてくれる。ワインは真剣で陽気で洗練された贅沢な雰囲気をかもし出してくれ、ぼんやりと、いい加減な気持ちで食べる傾向を払拭してくれる(ワインのボトルを開けるなら、テレビの前で食べることはありえないはずだ!(p166)
ダイエットは食欲との闘い、と思われがちですが、この本では逆に食べることを心から楽しめば、自然と痩せることができると説いています。
確かに、食べ過ぎている時って本当に食べたいわけでもないのになんとなく惰性で、という場合が多いですよね。
貧乏学生にはワインと共に食事を楽しむなんて雲の上の世界ですけどねー。
「歩く」~ダイエットに近道なし~
人生で長期にわたって続けられないような厳しい摂生は必ず失敗すると、フランス女性走っているし、食べ物ではなく、退屈こそ「敵」だと認識しているのである。
生活の中でたくさん歩くことは最もシンプルです。
確かに、ジムでマシンを使って走るのってすごく退屈な感じがして私は続きませんでした。
億劫がらず、ちょっとそこまで歩いてお買い物に行くだけでも楽しいし、これならわざわざ運動のために着替えたりする必要もありませんよね。
最後に
最近私は「あすけん 」というスマホアプリとPCサイトを使ってレコーディングダイエットを始めました。
すごくいいですよ!
これは無料でも使えて、栄養のアドバイスや他のダイエッターの日記なども見られます。
この本はアメリカ人のライフスタイルを随分とけなしていますが、アメリカで爆発的に売れたってことは許容範囲なのか…
でもわたし的には「○○人のライフスタイルは健康」っていうのは嘘だと思ってます。日本食は健康と言われますが、唐揚げ弁当とか食べ過ぎじゃないですか??
どんな食文化にも健康さと不健康さの両方があって、要するにどう食べるか、個人の哲学次第だと思います。(正論ですが)
特に私は「和食は健康的」には懐疑的ですねw