何を言ってるか全然伝わってこなかった本
こんにちは。
今日でGWも終わりですね。
今年のGWはいかがでしたか?
私は、羊山公園にお出かけもしつつ楽しめました。
途中バイトで潰れたりして思う存分満喫とはいきませんでしたが、いい感じに休めたのかなーと思います。
とはいえ、GW中でも関係なく働いている方もいらっしゃると思うと頭が下がるというか…
好きなように予定が入れられて休める大学生はなんて贅沢なんだろう、と思いました。
さて、GW最終日に思いがけずハズレ本に出会ったので、ご紹介していきたいと思います。
私が読んだ中で一番のハズレ本かもしれません。
こういう本は初めてです。
作家、ジャーナリストの日垣隆さんの著書です。
何が初めてかというと、何を伝えたいのか全くわからないのです。
この本は2010年に書かれた本で、ちょうどTwitterがブームになっていた時期。
メディアのあり方が変わり、情報がダダ漏れ状態になり政治家や裁判官も好き勝手できないぞ!言いたいことは言わせてもらうぞ!
みたいなことが書かれていました。
多分、わからなかったのは私の期待していた内容と全然違っていたからだと思います。
先日読んだドラッガーの「マネジメント」には、
コミュニケーションとは、期待である。
とあります。
つまり、人は自分が期待していない内容を受け止めることはできないのです。
本を読むことも、著者とのコミュニケーションだと思います。
私はタイトルに惹かれてこの本を読みました。
情報が溢れる中でメディア強者になる方法が知りたかったのですが、そのような方法論は一切出てきませんでした。
また、文体も論理的な説明文だと思っていたのですがエッセイ風で、日垣さんが思ったことをつらつらと書いている感じ。
章立てされている割には各章同士のつながりがなく、ツイートの寄せ集めのような印象を受けました。
それでもまだ面白ければ良いのですが、私は政治にも裁判にも興味がないし、古典もあまり読まない上に著者とも歳が離れすぎていて共感できる内容が少なく、要するに全然面白くなかったです。
何を言っているのかわからない(というか伝えようとして書いていない感じがしました)し、面白くないので時間の無駄だと思ってしまいました。
あるとき一念発起して月に一冊のペースで本を出した、と書いてあったのですが、確かにこの本を書くのに時間はかからなかっただろうなぁ、と思いました。
読書を読むことの良さは、その道に詳しい人が時間をかけて構成した論理やノウハウを短時間で吸収できるところにあります。
やはり短時間で書いたものはそれなりなのです。
本の形をしていれば何を読んでもいいというわけではなく、これは読むに値しない本、というか本ではないように思えました。
随分と酷評してしまいました。
私は名誉毀損で訴えられてしまうでしょうか…
日垣さんのファンの方、本当にごめんなさい。