東大生の読書ライフ

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東大生による書評ブログ。

身体にいいフルーツを食べよう

 

フルーツ薬効学―がんからダイエットまで (中公新書ラクレ)

フルーツ薬効学―がんからダイエットまで (中公新書ラクレ)

 

 様々なフルーツに含まれる栄養とその効果について解説した新書。

お店で手に入るフルーツは網羅しています。

それぞれのフルーツの起源や名前の由来などの豆知識もあり、面白いです。

 

この本は各論的で、ひたすらフルーツの解説が続くので引用は割愛しますが、かなり詳しいので興味ある人には是非見てほしいです。

 

最近私はちょうど果物をもっと食べようと思っていて、ちょっと高いですがなるべく食事に取り入れるようにしています。

この本によると、日本の若い人はあまり果物を食べないそうです。

今が旬なのはイチゴとかポンカンですね。今朝はイチゴを食べました。

 

色々試しましたが、結局朝食に果物をプラスして、あとは夜食にドライフルーツを食べるという形に落ち着きました。

一人暮らしであまりお金もないので、色々な種類の果物を毎日買うのは厳しいのですが、ドライフルーツはかなりオススメです。

安くはないですが、ドライフルーツは体積のわりに栄養が凝縮されているので実は割安ですし、保存がきくので色々な種類を少しずつ食べたりすることができます。

いま家になつめ(デーツではなくて、中国産の赤いやつ)と干し柿とドライいちじく、干しぶどうがあって気分で変えてます。

実は私は果物が大好きというわけではなく、健康のために食べているにすぎないのですが、ドライフルーツは気軽につまみやすく、私にとっては生のフルーツより食べやすいです。

 

フルーツで、健康になりましょう☆

Let's 副業☆

 

“好き

“好き"がお金に変わる33の方法

 

 

投資家で、お金との上手な付き合い方について数多くの講演をこなす田口氏が、副業のはじめ方やコツを伝授する一冊。

 

好きこそ物の上手なれ

「体験×情報発信×信用力」でお金は稼げる(p23) 

 

誰でも、自分が好きなことについてはそれ相応の時間やお金をかけているものです。

そのようにして体験してきたことをうまく顧客となる人に知ってもらい、人間関係を作って信用してもらうことができれば、立派な副業として成立するといいます。

この本には色々な具体例が掲載されています。例えば、撮り鉄相手に自分が撮りためた鉄道の写真を売る、パン作りが趣味の親子相手にパン作り教室を開く、などなど。趣味をお金に変えたエピソードを読んでいるだけで、こちらまでワクワクしてきます。

 

チャンスが来たら即動くべし!

完璧を求めたらキリがない。やりながら少しずつステップアップする(p107) 

 

自分が提供するサービスの質に自信が持てず、踏みとどまってしまう人もいるそうです。

成功している経営者や起業家気質の人って、即決で動く人が多い気がします。

 

一番大切なのは、自分自身が楽しむこと

楽しそうに副業をしていない人の元にはお客様は寄り付かない(p171)

 

副業が軌道に乗ってくると、規模の拡大などに伴ってストレスが増えてくることも。

そうなると、もともと自分が楽しむために始めた副業なのに、何のためにやっているのかわからなくなってしまいます。

副業であるからこそ、ほどほどの規模で、自分のペースでできるのがいいですね。

 

私も副業やってみたいなぁ

 

まだ就職もしてないですが、趣味がビジネスにつながるってとても素敵なことだと思います。

ちゃっかり今から何かできることないかなーとか思っているのですが、同時に実感しているのは今の自分には売れるものが少ないということ。

しばらくは色々学んで、自分の価値を高めていく時なのかなと。

もっともっと勉強したい!けど時間が足りない!笑

 

 

「使い捨て」はもう古い

 

「脱使い捨て」でいこう! ; 世界で、日本で、始まっている社会のしくみづくり

「脱使い捨て」でいこう! ; 世界で、日本で、始まっている社会のしくみづくり

 

 すごく新しい本。こんなに最近の本が図書館に置いてあって、ちょっとビックリです。

公共図書館最高!笑

図書館で本を借りて読むことも、シェアリングエコノミーの一つの形ですよね。

古本を読むことは昔から行われているし、本はよく循環する商品だと思います。

 

レジ袋、本当に必要ですか?

杉並区は、全国に先駆けて思い切った施策を実現しようとしていたのにもかかわらず、現状を見ると、削減の積極性が二極分化しており、これは日本全体の縮図とも言えます。(中略) 巨大なチェーンを展開する事業者の方針を一つの区市町村の施策のみで変えることには限界があることも確かです。(p42)

世界ではレジ袋が法律で禁止されたり、有料化を義務付けられている国がどんどん増えています。

では日本はというと、大手スーパーが自主的に有料化に取り組んでいるだけで、拘束力のある法律はありません。

 

そんな中、杉並区がレジ袋の有料化を義務付けようとして頓挫してしまったそうです。

コンビニがしぶとく、なかなかやりたがらないので、積極的に取り組む企業と、何もしたがらない企業で二極化が進んでしまうとのこと。

24時間営業の話題もありますが、コンビニのあり方を変えるべき時なのかもしれません。

 

ペットボトルの環境への悪さが半端ない

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このグラフ、ぜひ見ていただきたいです。

ペットボトルは、ボトルの製造にはもちろん、輸送や冷却でもたくさんの環境負荷が生じます。ボトルのリサイクルにもエネルギーがかかる上、国によっては(日本もそうですが)リサイクル自体が行われていない場合も。

 

水道水の供給は非常に効率的に行われており、ペットボトルと比較すると1/40以下のCO2排出量で済むそうです。

日本は特に水道水の質が高いことで世界的に有名ですし、もっと水道水を活用していいのではないでしょうか。

実際、世界中でもっと水道水を飲もうというキャンペーンが行われています。

 

新しいものを買わされる、大量消費のシステム

「計画的消耗(生産者による製品の意図的な短命化)」について報告書を作成したアーレン大学教授クリスチャン・クレス氏は、こう解説しています。「これは巨大な浪費のシステムの問題である。企業がこの戦略を取れば、品質の低下により生産コストは下がり、使用期間の短縮により売り上げは増加する。企業は二重の利益を得ることができ、このシステムの勝者となる。一方、人々が製品を半分の期間で買い換えれば、生産時の労働と資源使用量は二倍必要になり、廃棄時のごみは2倍になる。消費者と環境が、このシステムの敗者となる。(p137)」 

 ミニマリストやゼロウェイストがブームになり、長く使える質の良いものに囲まれた「ていねいな暮らし」をいいと思う人が増えているように思います。

大量生産・大量消費は、もはやこれからの社会にウケないと思うのですがどうでしょうか。

情報が簡単に手に入る上、すぐに伝わる今では、企業の戦略についても社会の目が厳しくなっています。

 

これからのライフスタイル

「使い捨て」のライフスタイルにはたくさんの犠牲が伴うことが明らかになってきています。

たくさんのものが溢れ、手間がかからずになんでもでき、いらなくなったらどんどん捨てる。こういうライフスタイルはもはや過去のものになりつつあると思います。